トークイベントの登壇報告

NPO法人グリーフサポートてらすばの秋山美智子です。

福祉works MANMAREさん @manmare2023 主催のイベントに、ゲストスピーカーとして登壇してきました。

テーマは「コトバ」や「聞く」について。
丸亀市社会福祉協議会の藤谷まりあさん、さぬきコミナスラボ代表の吉田茉弥さんとともにお話させていただきました。

モデレーターをつとめたMANMARE代表の丸畑望さんのほどよい無茶ぶりと、アドバイザーの香川大学イノベーションデザイン研究所特命助教/元マルタスセンター長の佐藤光さんの絶妙なパスのおかげで、会場には笑みがあふれ、参加者さんとの距離がぎゅっと縮まるあたたかな場でした。
だからこそ、台本通りのきれいな言葉ではなく、登壇者それぞれの中からこぼれるような、ほんとうの声があふれる時間になったように思います。

伝えること
聞くこと
言葉になるもの、言葉にならないもの

自分の中にある、まだことばにならないものに触れていく
絵や色をつかった非言語も、伝える表現のひとつとして、そのひとつひとつを、会場にいたみなさんと一緒に考えるような時間でした。

スマホで情報を得たり、AIに相談することは、以前よりずっとしやすくなりました。
一方、人生100年時代といいながら、日々の時間を細かく刻み、タイパやコスパを意識しながら奔走する私たちにとって、こうして立ち止まり、対話を重ねる時間は、人ならではの大切な営みのようにも思います。

若い世代の学生たちの感覚やまなざしに触れられたことも、とても新鮮でした。

「ちゃんと話さなければいけない」
「何かことばにしなければいけない」

そんなふうに思いがちな場面でも、沈黙もまた、その人の表現であり、自分自身との対話なのかもしれません。

ことばの向こう側にあるものを、どうキャッチしていくか。
語られたことばだけでなく、語られなかったものにどう耳を澄ませるか。
そんな問いを、改めて持ち帰る時間となりました。


福祉worksMANMAREのみなさま、ご一緒した登壇者のみなさま、そして会場でともに過ごしてくださったみなさま、ありがとうございました。

トークイベントのご案内

NPO法人グリーフサポートてらすばの秋山美智子です。

このたび、福祉works MANMAREさん @manmare2023 のイベントにお声がけいただき、ゲストスピーカーとして登壇します。

伝えるコトバ・聞くチカラ 〜すべては問いからはじまる〜

日時|2026年6月19日(金)18:40〜20:20
場所|丸亀市市民交流活動センター マルタス 1階オープンラウンジ
対象|学生、若者、大人どなたでも参加可能

3月のアワード2025で発表した「表現すること」「伝えること」について、U-30の若者たちに話してほしいとのご依頼をいただきました。

「今の気持ちを、うまく話さないと」
そう思うほど、かえって言葉が出てこなかった経験はないでしょうか。

私はあります。

語彙力も表現力も豊かで雄弁な人たちの中で、ぽつんと取り残されるような感覚。

胸の奥にある、まだ形にならない思いの中から、ひとつの言葉をすくいあげるのは、とてもむずかしいことかもしれません。

そんな時、てらすばのメンバー髙橋さんがひとつの詩を教えてくれました。

ことばって、何だと思う?
けっしてことばにできない思いが、
ここにあると指すのが、ことばだ。
長田弘『花を持って、会いにゆく』

かなしみや愛おしさ、戸惑い。
すべてを言葉にしきれるものではありません。

言葉は、思いをきれいに閉じ込めるための箱ではなく、
「たしかに思いがここにある」と、
その存在をそっと示す道しるべのようなものなのかもしれません。

混沌とした思いからこぼれるあいまいな言葉の中にも、
その人だけの風景があるのではないでしょうか。

「伝わる」とは何だろう。
「聞く」とは何だろう。

当日は、トークセッションの中で
みなさんと一緒に探求できたらうれしいです。