今回、ファシリテーターを担当したNPO法人グリーフサポートてらすばのよっせです。

「私にファシリテーターなんてできるのかな…」
そんな不安もありながらのスタートでしたが、始まってみると、皆さんの笑顔があふれる時間になりました。
今回は、参加者それぞれの「夏の思い出」を聞き合い、そのお話を別の参加者がグラレコにすることに挑戦しました。
「難しそう…」
「できるかな?」
そんな声もありましたが、はじめて参加された方も、最初は「私、絵は上手くないんです…」と話していたのに、時間が進むにつれて、持っているペンが止まらない。
気づけば、みんなが描くことに夢中になっていました。

グラレコは、絵の上手い・下手ではなく、
誰かの話を聴きながら、受け取ったものを自分なりに表してみること。
その時間そのものに、おもしろさや豊かさがあります。
そして今回、特に印象に残ったのが、参加者の方からいただいた言葉でした。
「自分の話したことを描いてもらうって、こんなに嬉しいんですね」
「なんだか、自分が目指したいことをはっきりさせてもらった感じがしました」
話したことが目の前に描かれることで、
自分でも気づいていなかった思いや、大切にしていることが見えてくることがあります。
言葉にならないものを描くこと。
その人を思いながら描くこと。
そして、誰かに自分の話を描いてもらうこと。
今回の時間を通して、あらためて「可視化すること」の力を感じました。
てらすばがグラレコを大切にしているのも、そこに理由があります。
グリーフの中にある思いは、いつもきれいに言葉になるわけではありません。
自分でも何を感じているのか、まだよくわからないこともあります。
そんなとき、ことばだけでなく、絵や色、線も使いながら表してみることで、自分の中にあるものに気づいたり、誰かと分かち合えたりすることがあります。
また、誰かが自分の話を聴き、受け取り、描いてくれることそのものが、
「自分の話を大切に扱ってもらえた」と感じられる体験になることもあります。
だから、てらすばではグラレコを、
人の話を聴き、思いを受け取り、まだ言葉になっていないものにも気づいていくための、ひとつの表現方法として大切にしています。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
グラレコにちょっと興味がわいた方も、
ぜひ次回、ご一緒しましょう。