NPO法人グリーフサポートてらすばの秋山美智子です。
7月25日、坂出市のカフェスペースえん(@cafespace_en)さんにて、第2回「ことばをわけあうBOOK CAFE」を開催しました。
前半は、『星空の谷川俊太郎質問箱』(著:谷川俊太郎)の目次の中から、それぞれが今、こころに留まった問いを選び、朗読しました。

「幸せの見本って?」
「気持ちはどこへ去っていく?」
選んだ問いから感じたことを語り合い、谷川俊太郎さんの綴ることばに耳を澄ませる時間でした。
私が選んだのは、「寂しいときのおまじない。」という質問。
目の前のことしか見えなくなっていた私を、谷川さんのことばが、ふっと気球に乗せて高い高いところへと運んでくれる。そこから自分や世界を眺めるような、新しい視点をもらった気がしました。
朗読のあとは、セルフケアの時間。
ひのきの香りを感じながら、ゆっくりと呼吸に意識を向けるマインドフルネスを行いました。

そして後半は、グリーフケア基礎講座テキスト(著:リヴオン)を使っての学びの時間です。
「グリーフケア」
「グリーフサポート」
「グリーフワーク」
それぞれの言葉の定義を確認しながら、一人ひとりが持つ「ケア」のイメージを、ことばにしてみました。

私は以前、「ケア」という言葉に、少し苦手意識を持っていて
「私はグリーフケアをされる、かわいそうな人間じゃない!」
支援する人と、支援される人との間に壁があるように感じた経験があったからこそ、そんな反発心を抱えていた時期もあります。
けれど、参加者のみなさんからは、
「ケアは、ばんそうこうを渡したり、手当てをしたりするような、大それたことではなく気にかけることから始まるのかもしれない」
「一方的に何かをしてあげるのではなく、その人が自ら歩んでいくことを支えること」
「グリーフケアという言葉を知ったことが支えになった。助けを求めてもいいのだと、心強く感じた」
という声がありました。

ケアの意味は、私が思っていたよりもずっと広く、一人ひとりに異なる受け取り方がある。
誰かと学び合うからこそ、自分だけではたどり着けなかった捉え方に出会うことができました。
最後は、リヴオンの「大切な人をなくした人のための権利条約」を輪読して、場を閉じました。
自分を許してもいい
泣いてもいい
それぞれのこころに重なることばを受け取りながら、静かであたたかな時間となりました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
*参加者のみなさんの声*
(掲載にあたり許可をいただいています)
「ケア=何かをしなければいけないこと、ではなく、ともに成長すること、助けること。一方向ではないということを思い出すことができました。もう一度『ケアの本質・生きることの意味』を読み直します」
「『私を許して良い』という言葉を、誰かから直接言われるのではなく、文章として目にしたことで安心しました」
「人数が少なかったからこそ、よりほっこりとした会でよかったです」
「○○ケアという言葉はたくさんあるけれど、ケアは身近で、自然と生活の中にあるものなのかもしれません。私にとっては心の支えでも、人によっては違う。いろいろな感じ方があるのだと思いました」
「グリーフから生まれるものは、悲しみや苦しみだけではない。今の自分をつくってくれたものや、手に入れたものも、実はたくさんあったのだと気づきました。今日も息をして生きている。明日も生きよう。いつか会える、そう信じて」
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次回は:point_down:
前半|本の朗読と対話
後半|グリーフケア基礎講座テキストを使った学び
日 時|8月22日(土)10:00〜12:00
場 所|カフェスペースえん
坂出市駒止町2丁目4-39
参加費|各回1,000円
てらすば賛助会員・学生は500円
※初回のみテキスト代3,500円
対 象|どなたでも
問合せ|グリーフサポートてらすば事務局
grief.terasuba@gmail.com
