NPO法人グリーフサポートてらすばの秋山美智子です。

6月30日で1期目を終え、8月23日に第1期通常総会を開催しました。
19名の仲間とともに駆け抜けた、この1年。
振り返ってみると、私一人では到底できなかった企画や、これまで届けることのできなかった人へ、グリーフについて知り、考え、語り合う機会を届けることができました。
周産期グリーフサポートでは、「大切な赤ちゃんとお別れしたパパとママのおはなし会」を毎月継続し、対面・オンラインを合わせて12回開催。
延べ48名の方にご参加いただきました。
ファシリテーターも4名に増え、対面、オンライン、家族で参加できる場など、少しずつ多様なかたちで開催できるようになりました。
また、病院や行政、産後ケア事業者などからの紹介や、喪失から間もない時期に参加される人も増えています。
任意団体として活動を始めた当初と比べると、「必要なときに、場があることを知ってもらう」ための情報が、少しずつ地域の中を巡り始めていることを感じています。
研修・講演・対話などの学び事業では、行政、医療、福祉、教育、NPOなど、さまざまな場所からお声がけいただき、講師派遣を通して568名の方にグリーフについて知り、学ぶ機会を届けることができました。
死別だけでなく、介護、子育て、被害者支援、セルフケアなど、暮らしや仕事の中にある喪失に目を向ける時間を、ともにすることができました。
また、「もやもや対話じかん」「ことばをわけあうBOOK CAFÉ」「グラフィック・レコーディング講座」など、本や言葉、絵を通して、グリーフを自分のこととして考え、対話できる場もひらいてきました。
グリーフについて知る入口は、一つではありません。
さまざまな入口をつくり、間口をひらいていくことも、てらすばが大切にしていることです。
人材育成事業では、助産師さんから声をいただいたことをきっかけに、「医療者のための周産期グリーフケア講座」を3回開催し、延べ35名が受講しました。
助産師や保健師、保育士など、家族に関わる専門職とともに、当事者への関わりだけでなく、支援する側の迷いや無力感、セルフケアについても学び合いました。
周産期の喪失は、病院の中だけで終わるものではありません。
退院後の暮らしや家族、仕事、次の妊娠・出産、地域での生活へと続いていきます。だからこそ、それぞれの場所で気づき、つなぎ、支える人が増えていくことを大切にしたいと思っています。
リーフレットやホームページを整え、SNSでの情報発信も続けてきました。
「ここに情報がある」「必要になったときに行ける場所がある」と知ってもらうことも、支えの一つだと考えています。
10月には「Wave of Light 2025 in KAGAWA」を開催し、当事者や家族、医療者、支援者、学生、地域の方々とともに、大切な赤ちゃんを想う時間をひらきました。
そのとき、初めて「グリーフ」という言葉を耳にした大学生が、
「こうして地域で活動している人たちがいることに感動しました」
と話してくれたことが、今もこころに残っています。
グリーフに直接ふれた経験がなくても、知ることから始まることがある。
「こういう活動が地域にあったらいいな」と思ってくれる人が増えることも、グリーフサポートがあたりまえにある未来につながっていくのだと思います。
企画を考える人
場をひらく人
学びに来てくださる人
情報を届けてくれた人
それぞれの関わりがあったからこそ、てらすばの1期目があります。
みんな、本当にありがとう。
2期目も、「誰もがグリーフを大切に抱えながら生きやすい社会へ」というビジョンのもとに、みなさんと一緒につくっていきたいと思います。
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最後まで読んでくださった方へ
実は私は、「賛助会員になってください」とお願いすることがあまり得意ではありません。
そのため十分にお知らせできておらず、活動に関わってくれるメンバーが増えている一方で、賛助会員は正直まだ多くありません。
それでも、ホームページを見て「応援するよ」と賛助会員になってくださったり、あたたかいメッセージを届けてくださる人がいます。
先日も、グリーフの活動に直接関わっているわけではないけれど、地域で顔を合わす方が「応援してるよ」と賛助会員になってくれたのですが、その思いがうれしくて涙がでました。
グリーフの経験がなくても、支援職でなくても、
「この活動がどこの地域にでもあったらいいな」
「必要な人に届き続けてほしい」
そう思ってくださること自体が、てらすばにとって大きな支えです。
応援することも、グリーフサポートにつながる一つのかたち。
もし「これからも続いてほしいな」と感じてくださったら、〈てらすばサポーター(賛助会員)〉として、一緒に活動を育てていただけたらうれしいです。
▶︎ てらすばサポーター(賛助会員)
